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「尚泰の密書」は偽物 援軍要請は記されていない! 石井望准教授 八重山日報

2023年8月10日  2023年12月24日 
私にとっては 衝撃的が内容です!!

長崎純心大の石井望准教授は、琉球国最後の国王、尚泰が琉球国存続のため、当時の清国に密書を送って援軍の派遣を要請したとする説について「尚泰王は援軍要請はしていない。3通の密書は、すべて偽造の痕跡がある」と記者会見で指摘した

「尚泰の密書」は偽物であり、尚泰の名で作成されたものではない。


その根拠として

➀尚泰は明治5年に天皇から琉球藩王に任命され、明治7年に盛大な祝宴を開くなどして喜んでいるが「密書」には強制的に藩王にされたと記され矛盾している
➁「密書」にも具体的援軍要請は記されていない
尚泰の孫が「密書」は偽造と書き残している―と説明。

要は
「尚泰の密書」は偽物であり、尚泰の名で作成されたものではない。
「密書」は尚泰とは関係なく、琉球の反対派が作成したものと結論づけた。



尚泰王の援軍要請「なかった」 石井氏、中国の宣伝戦に反論
八重山日報
2023/8/10
https://yaeyama-nippo.co.jp/archives/21524


長崎純心大の石井望准教授が9日、県庁で記者会見し、琉球国最後の国王、尚泰が琉球国存続のため、当時の清国に密書を送って援軍の派遣を要請したとする説について「尚泰王は援軍要請はしていない。(尚泰が書いたとされる)3通の密書は、すべて偽造の痕跡がある」と指摘した。

 石井氏によると、中国メディアによって「尚泰が清国に密使を派遣し、援軍派遣を要請した」とするイメージが流布されている。
 また、玉城デニー知事は訪中の際、琉球国への支援を求めて清国に脱出した琉球人の墓地を訪れた。このため「尚泰の密書」の件も含め、中国が今後「琉球は日本に弾圧された」という宣伝戦を活発化させる可能性が危ぐされている。
 石井氏はこの日の記者会見で、中国側のプロパガンダに反論した形だ。
 「密書」は尚泰の名義で、明治9(1976)~12(79)年にかけて作成されたとされる。
 石井氏は➀尚泰は明治5年に天皇から琉球藩王に任命され、明治7年に盛大な祝宴を開くなどして喜んでいるが「密書」には強制的に藩王にされたと記され、矛盾している➁「密書」にも具体的な援軍要請は記されていない➂尚泰の孫が「密書」は偽造と書き残している―と説明。
 「密書」は尚泰とは無関係に、琉球の不平士族が勝手に作成したものと結論づけた。
 (以下略)


密書が偽造されたものとするなら
1884年
尚泰(王)が一時的に沖縄に帰ってきた。
その際に、尚泰は、明治政府への忠誠を説くとともに、琉球救国運動をしている脱清亡命者を批判します。
これは、旧琉球士族にとって大きな転機となりました。
その後、琉球救国運動のために亡命した琉球士族を脱清した「国事犯」として処罰することになった。

尚泰が 琉球救国運動をしている脱清亡命者を批判した事は、明治政府に強制あるいは懐柔されて言わされたのかも知れない..と思っていました。
その可能性が高いなぁ..と

しかし、密書が偽造で琉球の不平士族が勝手に作成したものだとすると、上記の考えは変わっていきます。
上記の発言は本心であろう..と推測されます。




ここまでの流れを理解すると
次の記事の内容(尚衞氏の発言)の真実味が増す!

尚衞「 琉球処分は ”正しい道” 」



琉球処分は「正しい道」 尚泰王の子孫が言及 「沖縄県祖国復帰50周年」イベントで
沖縄タイムス
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/958421
琉球処分時の琉球国王、尚泰の子孫、尚衞(まもる)氏(71)=三重県=が14日、那覇市で開かれた「尚家と祝う沖縄県祖国復帰50周年」イベントであいさつした。

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